• HOME
  • イベント/活動
  • フォーラム
  • ITCN文化賞
  • 研究活動

世界劇場会議国際フォーラム2015 in可児

 
 
世界劇場会議国際フォーラム2015 in可児
International Theatre Conference Forum 2015

テーマ「社会包摂と劇場経営」

2015年2月13日(金)~14日(土)
会場:可児市文化創造センターala

終了しました。

2月13日(金)
12:00 受付
13:00~13:30
特別講演「これからの文化政策」会場:小劇場
文化庁文化部長 佐伯浩治  
「第三次基本方針」で文化芸術の社会包摂機能に言及した日本の文化政策。以降、劇場音楽堂等は、社会の課題解決に向き合うことが求められている。「第四次基本方針」の閣議決定を目前に控えて、今後の日本の文化政策の方向性を提起する。

13:30~15:00
基調講演 会場:小劇場
講師 マギー・サクソン、佐々木雅幸、衛紀生
■マギー・サクソン
英国の地域劇場にとってコミュニティ・プログラムとは何を使命としているのか。その考え方と実際を提示する。
■佐々木雅幸
「創造都市」の存立前提は包摂的な社会の構築。創造都市論の第一人者にが、都市とまちにおける文化芸術と劇場の社会的役割についてを発言する。
■衛 紀生
社会包摂施設としての劇場の成立と、コミュニティ・プログラムの持続継続的な実施が鑑賞者開発にリンクする社会貢献型マーケティングの考え方を提案する。

15:30~18:00
Session1-1 会場:小劇場
「地域に生きる劇場とは①」
国民市民に真に必要とされる劇場とは?社会的信頼を獲得した劇場だけが踏み込める公共的な地平とは?日英の劇場関係者と研究者による、「社会包摂と劇場経営」の経営手法についてのシンポジウム。
パネラー:マギー・サクソン、ジェイムス・ブライニング、ダン・ベイツ、佐々木雅幸、衛 紀生
コーディネーター: 下斗米 隆

18:15~18:45
可児市文化創造センター バックステージ・ツアー

19:00~20:30
レセプション 会場:2階レセプションホール
フォーラムに参加された皆さんが「劇場」をキーワードに様々な意見や情報を交換する場として多くの方々の参加をお待ちしております。
参加費 4,000円


2月14日(土)
10:00~15:00
Session1-2 会場:小劇場
「地域に生きる劇場とは②」 
世田谷パブリックシアター&可児市文化創造センターの包摂型プログラムの事例発表を受けて、「コミュニティと共生する劇場」をデザインする。日本に「公共劇場」は可能か?芸術と社会の二元論を克服する道筋を探る。
パネラー:マギー・サクソン、ジェイムス・ブライニング、ダン・ベイツ、楫屋一之、衛紀生
コーディネーター:下斗米 隆

15:00~17:00
Session2 会場:G階 映像シアター
「舞台技術者(劇場技術管理者)の専門家とは」
パネラー:金等均(韓国)、小川幹夫
コーディネーター:山出文男
通訳:林宰寛

15:30~17:00
Session3 会場:小劇場
「劇場のある町に生きる」
市民に支えられる代表的な地域劇場のボランティアが結集。劇場のある町に生きる喜びを市民の立場から大いに語り合う。そして、市民から求められている将来の劇場をデザインする。
パネラー:
澤野親司(可児市:NPO法人アーラクルーズ理事長)
原 房子(茅野市:NPO法人サポートC理事長)
高木正博(武豊町:NPOたけとよ副理事長)
野村邦子(知立市:パティオ・ウェーブ代表)
コーディネーター:衛紀生



ごあいさつ
可児市文化創造センター 館長兼劇場総監督 衛紀生
社会貢献型マーケティングを ― 「社会機関としての劇場=公共劇場」は何処にある。
 「第三次基本方針」以降、文化芸術の社会性を探る諸活動がひとつのトレンドとなっています。世界劇場会議は「第三次基本方針」を受けて、二年前に「日本に公共劇場はあるか?」をテーマにしてセッションを開催しました。その結果、公立劇場はあるが公共劇場いまだなし、という結論に至りました。それから二年、劇場のみならず芸術団体も、みずからの活動をどのように社会化するのか、社会に対してどのようなポジショニングをとるのかの模索がようやく、しかし急速に始まっています。芸術は社会にとって本当に必要な公共財なのか、劇場が国民市民に支持される途は何処にあるのか。社会的に孤立する人々へのプログラムを供給して、社会の包摂性を目指す英国の地域劇場の論客たちを迎えて、研究者の視点から、劇場現場の視点から、そして市民の視点から、あるべき「公共劇場」の輪郭を探ります。


ゲストスピーカー・プロフィール

佐 伯 浩 治(さえき こうじ)
文化庁文化部長
昭和60年旧科学技術庁入庁。文部科学省ライフサイエンス課長、政策研究大学院大学教授、内閣官房内閣参事官、文部科学省宇宙開発利用課長、同大臣官房参事官等を経て平成26年7月より現職。

マギー・サクソン Maggie Saxon
アーツ・コンサルタント。英国での大規模な創造的プロジェクトを牽引する、もっとも経験豊かで、優れた人物として知られている。英国マネージメント協会、英国王立芸術協会の評議員。2012年に演劇業界での功績を讃え、スタフォードシャー大学より名誉博士号を与えられる。

ジェイムス・ブライニング James Brining
英国ダンディレパートリーシアター(Rep)の芸術監督兼最高責任者を経て、現在、ウエスト・ヨークシャー・プレイハウス(WYP)の芸術監督。プロデュース作品である「Sweeney Todd」、「Sunshine on Leith」は英国演劇優秀ミュージカル賞を2007年、2010年にそれぞれ受賞。

ダン・ベイツ Dan Bates
2009年より3つの劇場を有する英国シェフィールド劇場の最高責任者を務めている。またシェフィールドをはじめロンドンやニューヨークにて作品をプロデュースしている。シェフィールド劇場は2013年に英国でのシアターアワードにて4つの賞を受賞。

佐々木雅幸(ささき かずゆき)
大阪市立大学大学院創造都市研究科教授などを経て、2014年4月より同志社大学経済学部特別客員教授に就任し、文化庁文化芸術創造都市振興室長も兼任。2008年度から2010年度まで文化経済学会<日本>会長を務めた。

楫屋一之(かじや かずゆき)
83年からNOISE(如月小春代表)のプロデューサーとなり、公演、公共ホール・美術館等でのワークショップ等をプロデュース。97年より世田谷パブリックシアターのプロデューサー、2010年4月より劇場部長。芸術文化振興基金運営委員会舞踊専門委員。

金東均
サムソン電子主任研究員を経て、2004年から韓国検査試験所主任研究員。2009年から日本劇場演出空間技術協会会員、2014年から英国劇場技術者協会会員。著書に「劇場における舞台機構の安全点検システムのための手引き」(2012年)などがある。

小川幹雄
ロンドン大学大学院修士課程修了MA人文学部英文学科表現芸術論専攻。
新国立劇場国際連携協力室室長。
日本舞台監督協会理事長、文化庁芸術家在外研修員の会理事長、劇場芸術国際組織日本センター副会長、劇場演出空間技術協会理事。
著書に『舞台監督』『岸田國士の世界(共著)』。

主催:(公財)可児市文化芸術振興財団
共催: NPO法人世界劇場会議名古屋
後援:(一財)地域創造、中日新聞社、岐阜県、岐阜県教育委員会、可児市、可児市教育委員会、(公社)日本芸能実演家団体協議会、(公社)企業メセナ協議会、(公社)全国公立文化施設協会、(公社)劇場演出空間技術協会、文化経済学会<日本>、日本NPO学会、日本アートマネージメント学会、日本音楽芸術マネージメント学会、日本文化政策学会、(公財)舞台芸術財団演劇人会議、愛知県舞台運営事業協同組合、(公社)日本建築家協会東海支部

参加申込要項
■参加費
 フォーラム参加費 3,000円
レセプション参加費 4,000円
※理由の如何を問わず、お支払いの参加費は返却できませんのでご了承ください。

■申込方法
参加申込用紙にご記入の上、郵便・FAXまたは同じ内容をE-mailにてお送りください。
申込締切 2015年1月23日(金)
※当日の参加もお受けいたします。ただし参加者多数の場合はお断りする場合がございます。

《フォーラム参加証、レセプション参加証》
参加費の入金確認後、参加登録番号をE-mailまたはFaxにてご連絡いたします。
登録番号は当日の参加証との引き換えに必要となります。

●お振込先
公益財団法人 可児市文化芸術振興財団 理事長 佐橋雅喜
東濃信用金庫 可児支店 普通 718968

●申込・お問合せ
可児市文化創造センター 世界劇場会議係
〒509-0203 岐阜県可児市下恵土3433-139
Tel.0574-60-3311 Fax.0574-60-3312
E-mail. info@kpac.or.jp
http://www.kpac.or.jp




  • 閲覧 (9953)