セッション1 |
「グローバリズムと21世紀の劇場」 |
社会のグローバル化が進む中、舞台芸術分野における国際化が重要性を増している。 その内容も国際フェスティバル開催、国際共同制作、劇場の国際的ネットワーク化など多岐にわたる。 このセッションでは、国際共同制作をめぐる問題を中心に、 21世紀をむかえた舞台芸術と劇場の今後のあり方を討議する。
コーディネーター | ● | 加藤種男 (アサヒビール(株)環境文化推進部エグゼクティブプロデューサー) |
パネリスト | ● |
坂手洋二
(劇作家/劇団燐光群主宰) 丹羽崇人 (2005年演劇ネット国際共同制作プロデューサー) George Kochi (Asian Cultural Council) 山口真樹子 (東京ドイツ文化センター) |
セッション2 |
「地域(公共)ホールへの市民参加」 その1 |
セッション2はグループミーティングによる全員参加型のフォーラムとする。 フォーラム参加者が4グループに分かれ、 各グループの話題提供者の事例を中心に多角的に議論する。 第1日目は全員一つの部屋に集まり、 全体の趣旨説明とグループ毎の事例発表を聞く。 第2日目は、第1日目のプレゼンテーションを参考に4つの部屋に分かれて議論をする。 4グループは各々テーマを持っているが、 「地域(公共)ホールへの市民参加」という共通のテーマについて、 創造者、舞台技術者、行政、建築家など様々な分野の方が議論しあえる場とする。
プレゼンテーション | ● |
衛 紀生
(演劇評論家/舞台芸術環境フォーラム代表)
Aグループ「リニューアル・継承と刷新と」 Bグループ「行政と市民のパートナーシップ」 Cグループ「公共ホールにプロデューサーは育つのか」 Dグループ「市民参加による劇づくりワークショップ」 |
セッション2 |
「地域(公共)ホールへの市民参加」 その2 |
グループミーティングによるセッション
Aグループ<リニューアル・継承と刷新と>公共ホールのリニューアルが現在大きな課題となっている。 「ホールを使い続けていくこと」がそこでは意識されるが、それでは、 その使い続ける主体はどのように位置づけられるであろう? 継承、刷新を焦点にしながら、ホールとその担い手のあり方・関係性を探る。
コーディネーター | ● | 勝又英明(武蔵工業大学工学部建築学科助教授) |
コアメンバー | ● |
坂本好逸
(横手市民会館館長心得) 岸田美枝子 (福井芸術・文化フォーラム事業部長) 近江哲朗 (A.T.Network代表) |
Bグループ<行政と市民のパートナーシップ>
全国で展開されている文化行政と市民との独創的な協同のあり方をクロスさせて、 システム、ボランティアスタッフのあり方や運営面、技術面での人材育成の可能性は拓けるのか、 また、その中から行政と市民とのパートナーシップの普遍の因子を探り出していきたい。
コーディネーター | ● | 本田忠勝 (劇団うりんこ 代表取締役) |
コアメンバー | ● |
米田 聡
(福野文化創造センター「ヘリオス」企画担当)
鮫沢祐二 ((財)黒部市国際文化センター「コラーレ」プロデューサー) 田辺健治 (いまだて芸術館 アシスタント・エンジニア) 桑谷哲男 (世田谷パブリックシアター 技術課長) 長谷川祥久 (香山壽夫建築研究所) |
公共ホールの事業運営には様々な形がある。 華々しく登場した芸術監督制、プロデューサーやディレクターの活躍、 企画委員会といった諮問機関を有するホール、 あるいは市民に事業運営を委ねるホールも出現している。 ここでは、それらを多角的に検証し、 ホールにおける専門家の育成と市民参加との関係性を探る。
コーディネーター | ● | 伊豫田静弘 (知立市文化会館芸術総監督) |
コアメンバー | ● |
高萩 宏
(世田谷パブリックシアター 制作課長)
藤井明子 (愛知県文化情報センター 学芸員) 大楽 亮 (兵庫県立ピッコロ劇団 総務) 青海康男 (金沢市民芸術村ドラマ工房 ディレクター) |
アートマネージャーのための劇づくりワークショップです。 アタマで考えすぎるより実際にやってみましょう。 みんなで意見やアイデアを出し合いながら、 歌や踊りや美術も盛り込んでの実体験です。 最後にはグループごとの実演発表を試みます。
■定員40名(10名×4グループ)程度
*各グループには、名古屋で活躍する劇団の演出家・俳優がアドバイザーとして参加予定。
監修 | ● | しかたしん (劇団うりんこ名誉代表、日本青少年演劇作家会議代表) |
特別セッション |
舞台芸術NPOサミット |
舞台芸術NPO大集合!
NPO法が施行されて丸2年。 法人化する芸術団体も少しずつ増えてきました。 そこで、この機会にNPOとして認証を受けた舞台芸術の関係団体(申請中含む) に集まっていただき、活動紹介、メリット・デメリット、今後の法整備に期待することなどを ラウンド・テーブルで気楽に話し合う場を設けました。 交流を深め、ネットワークを進める準備として、 多くの方々のご参加をお待ちしています。 もちろん一般の方も大歓迎!
司会 | ● | 清水裕之 (特定非営利活動法人世界劇場会議名古屋理事長) |
参加予定NPO団体(交渉中含む) | ● | ふらの演劇工房、 福井芸術・文化フォーラム、名古屋おやこセンター、札幌室内歌劇場、 日本音楽集団、京都フィルハーモニー室内合奏団、他 |
芸術情報サロン |
全国の劇場・芸術団体の交流の場として気軽にお立ち寄り下さい。
チラシ、パンフレット、上演ビデオなどを展示・放映しています。
またインターネットの端末も用意しましたので、自由に情報が検索できます。
※チラシ、資料等の持ち込みをご希望の方は事務局までご連絡下さい。
詳細はこちらをご覧下さい。
バトルセッション |
『劇場はリングだ!』 −舞台製作の現場を目撃せよ− |
21世紀の劇場‥‥。今回のプレイベントは、演劇の製作過程にスポットを当てる。 与えられた同一のテキスト(台本)をもとに、 3人の演出家が三様の演劇を作り上げていく。 台本読みから、立ち稽古、それに照明・音響が加わって実際の上演。 はたして灰皿は投げつけられるのだろうか。 3人の演出家と様々な劇団から参加する俳優たちのバトル。 上演に至る過程に立ち会うと同時に、製作者たちの本音を探る。
◆参加料 1,000円(基本登録者無料)