名誉大会委員長
飯島宗一
 「世界劇場会議国際フォーラム2001」は2月9日、 2月10日「21世紀・市民の劇場」を主題に開催されます。 「グローバリズムと21世紀の劇場」、 「地域(公共)ホールへの市民参加」、 「リニューアル・継承と刷新と」、 「行政と市民のパートナーシップ」、「公共ホールにプロデューサーは育つのか?」、 「市民参加による劇づくりワークショップ」の各セッションのほか、 プレイベント「バトルセッション 劇場はリングだ!」が行われます。
 いずれも内容の濃い有益な討議の場となると思われ、 このようにすぐれたフォーラムを実現しうるのは、 名古屋を中心とした劇場人およびそれを支持し はげまして下さる国の内外の関係の皆さんの日頃の勉強の成果であると心強く思い、 またありがたく思っております。 多くのご参加をお待ちしております。


大会委員長
藤井知昭
 グローバル化の急速な進展など激しく展開する現在、 新たな世紀を目前にして、今、文化に対して問われている課題は大きい。
 また、地方自治体の財政状況の悪化やメセナなど文化支援の鈍化などを背景として、 劇場や文化施設などの機能や役割も、 21世紀を視野して、再検討の段階に至っている。
 世界劇場会議は、1993年の大会以来、 各年代における主要な課題を巡ってセッションを設け、 すぐれた経験や理論の報告や提言あるいは議論を重ね、 地域や領域をこえる交流の中で諸課題を追究し続けてきた。
 それらの成果は、さまざまな波及効果を広げるとともに、 関係諸領域のネットワークを構築してきた。
 今年もすぐれた経験や英知の交流とともに 参加各位の暖かなヒューマンネットワークが広がる事を期待している。


実行委員長
下斗米隆
 95年から始まったこの『世界劇場会議 国際フォーラム』も、今年で7回目を迎えます。 今回は『21世紀・市民の劇場』を全体のテーマとし、 新しい時代の劇場像を『市民の視点』から探って行こうと企画いたしました。 劇場やホールが単なるハードの塊でなく、また単なる貸し館でもない、地域市民に開かれた、 地域の文化創造、発信の場として組織され、運営されるには・・・ いままさに日本の各地、世界のそこここで様々に議論され、実験されている、 このような動きを皆さんとともに探り、討議して行きたいと考えています。 従って、今回のフォーラムではあえてジャンル別のセッションは設けず、 基本的には同じテーマを幾つかのグループに分けて それぞれのグループ毎のディスカッションを中心に議論を煮詰めて行くという形式を採用しています。 どのグループにも創造者、行政、技術者や建築家、観客など さまざまな専門分野の人たちが参加してより多面的なミーティングを行おうという試みです。 皆様の積極的なご参加が、このフォーラムの成功の大きな鍵となります。 どうぞたくさんのご参加をお待ちしております。

 なお、当国際フォーラムの母体であります「世界劇場会議名古屋」は、 一昨年度より特定非営利活動法人の認証を受けるべく検討を重ね、申請を致しておりましたが、 2000年11月9日をもって正式に「特定非営利活動法人」としての認証を受けました。 この場を借りてご報告を申し上げます。



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