名誉大会委員長
飯島宗一
 「世界劇場会議国際フォーラム2000」は2月10日、 2月11日「日本の劇場・21世紀へ」を主題に開催されます。 「公共ホールよ、どこへ行く‥‥21世紀へ公共ホールの"公共"を問う」、 「地域における住民参加型の"シアター作り"について」、 「劇場との共生‥‥舞台技術・舞台機構の21世紀  第1部 基幹劇場の舞台機構の21世紀、 第2部 公共ホール民間劇場の舞台技術・舞台機構の21世紀」、 「表現者であるための100の方法」の4つのセッションのほか、 国際セッション「世界の人から見た日本の劇場文化‥‥そこが変だよ日本の劇場」が行われます。
 いずれも内容の濃い有益な討議の場となると思われ、 このようにすぐれたフォーラムを実現しうるのは、 名古屋を中心とした劇場人およびそれを支持しはげまして下さる国の内外の関係の皆さんの日頃の勉強の成果であると心強く思い、 またありがたく思っております。 多くのご参加をお待ちしております。


大会委員長
藤井知昭
 グローバル化の急速な進展など激しく展開する現在、 新たな世紀を目前にして、今、文化に対して問われている課題は大きい。
 また、地方自治体の財政状況の悪化やメセナなど文化支援の鈍化などを背景として、 劇場や文化施設などの機能や役割も、 21世紀を視野して、再検討の段階に至っている。
 世界劇場会議は、1993年の大会以来、 各年代における主要な課題を巡ってセッションを設け、 すぐれた経験や理論の報告や提言あるいは議論を重ね、 地域や領域をこえる交流の中で諸課題を追究し続けてきた。
 それらの成果は、さまざまな波及効果を広げるとともに、 関係諸領域のネットワークを構築してきた。
 今年もすぐれた経験や英知の交流とともに 参加各位の暖かなヒューマンネットワークが広がる事を期待している。


実行委員長
清水裕之
 21世紀への転換期を迎える今年度の国際フォーラムは、 来るべき市民参加の時代に向けて参加型会議形式という新たな挑戦にのぞみたいと考えています。 それは、これまでのパネルディスカッション形式では果たせなかった、 会場にお越しいただいた方々の積極的な発言をラウンドテーブル形式の採用で議論の中に取込んでいこうという試みです。 このフォーラムに参加して下さる皆様は、地域と劇場のあり方、 あるいは舞台芸術のおかれた環境について、なんらかの疑問、悩み、 ご提案をお持ちではないでしょうか。 お互いにその胸の内を開いて、大いに語り合おうではありませんか。 皆様の積極的なご参加で、このフォーラムを成功に導いて下さい。
 なお、98年の特定非営利法人促進法制定を受け、現在、 様々な分野の市民グループがNPO法人の認証を得て活動を開始しております。 この国際フォーラムの運営母体である「世界劇場会議名古屋」も、 さらなる発展と責任ある活動を目指して法人化への取り組みを開始いたしました。 この場を借りてご案内申し上げます。



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