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International Theater Conference NAGOYA

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>>ITCとは >>名古屋宣言 >>組織概要 >>定款


《名古屋宣言》

1993年に劇場会議設立時に行われた国際劇場フォーラムにおいて 発表された組織のテーマです。
世界劇場会議‘93において、世界十三ヶ国および日本全国から、 舞台芸術に関わるほとんどすべての領域の関係者が一堂に会し、4日間で約150の発表、シンポジウム、 トークショーなど、優れて多彩な経験を交流し、衆知を集めた論議が展開されました。
 このような劇場活動を軸とした、地域文化の発展、 舞台芸術の創造ならびに文化の社会的基盤の確立と整備などジャンルを超えた関係者の集合は例がなく、 価値あるものと認識しています。
 世界の優れた活動と経験が交流され、相互に触発し合い、 新たな舞台芸術の創造に向けてのヒューマン・ネットワークが構築されたことを受け、次の宣言が行われました。

舞台芸術を軸とした文化の国際的な交流を深めるための ネットワーク化をすすめる。
日本においては、芸術文化の一極集中化を排するとともに、 それぞれの地域における劇場を一つの拠点として、地域における芸術文化の本質的な発展のために努力する。
舞台芸術の創造をはじめとする劇場運営のより積極的な展開のために、 相互協力と支援の体制づくりをすすめる。
舞台芸術創造にかかわる芸術家ならびに 専門技術者などの職能の尊重と条件の改善をめざし、併せて、芸術・技術の両面における人材の育成に努力する。
地域文化活動、芸術文化団体の一層の発展、 育成、助成に努力するとともにアート・マネージメントの研究とその確立に努める。
舞台芸術・技術、劇場建築に関する国内外の研究と調査、 新たな開発と資料収集、更には人材育成を兼ねた総合的な機関の設置を提案する。
世界劇場会議が、引き続き、 国内外のいずれかで開催されることを希望する。

『すべての人間にとって、かけがえのない宝である芸術文化を、 あらゆる地域で開花させるために、地域における拠点としての劇場を「容れ物」から、 地域における文化創造活動の生き生きとした「場」に創りあげる努力を一層推し進め、 人々の豊かな生活と社会の発展に寄与することを宣言する。』

 1993年7月17日
 世界劇場会議‘93実行委員会