2月12日(土) |
10:00-15:45 |
Session 2 劇場法への提言 「地域の声、現場の声を条文に」
劇場の創造、運営に実際に携わっている二人と、創造の現場をよく知る法律の専門家。
この三人のユニークなパネラーによる「劇場法」条文の試案づくり。会場の参加者も一体となっての熱い議論を繰り広げる。
◆講師
衛紀生(可児市文化創造センター館長兼劇場総監督)
高萩宏(東京芸術劇場副館長)
福井健策(弁護士/ニューヨーク州弁護士/日本大学藝術学部客員教授)
■コーディネーター
清水裕之(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
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Session 3 優れた劇場建築の果たす役割と空間表現
「地方都市に建てられた劇場の設計者が思いを語る」
地域の文化・芸術の発信の場としての劇場の計画に際して、設計に携わった建築家が様々な課題や問題をいかに克服したかなど、
そのプロセスを踏まえて語る。
また、竣工後の劇場の空間表現の場を地元の人たちがどの様に利用し、活動しているかを合わせて報告する。
◆講師
佐藤尚巳((株)佐藤尚巳建築研究所代表取締役)
辰巳清一((株)日本設計関西支社建築設計部主管)
長谷川祥久(香山壽夫建築研究所設計主任)
■コーディネーター
草加叔也(空間創造研究所代表)
●いわき芸術文化交流館「アリオス」(福島県) 2009.5グランドオープン
設計:清水建設/佐藤尚巳建築研究所/永田音響設計/シアターワークショップ設計企業体
●三田市総合文化センター「郷の音ホール」(兵庫県) 2007.7オープン
設計:(株)日本設計
●日田市民文化会館「パトリア日田」(大分県) 2007.12オープン
設計:香山壽夫建築研究所
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Session 4 市民吹奏楽団と文化施設
「市民文化活動を中心とした地域文化施設の方向性を探る」
多くの公共ホールの方向性として、市民の文化活動を中心に施設の活性化や地域振興を図っていくことが考えられる。
例えば、市民楽団には市民への演奏活動による地域貢献が期待されている。
一方、市民楽団の多くは、日常練習活動をしている施設に大型楽器の保管場所や定期利用を望んでいるが、
公平性などの理由で実現できないことも多い。
そこで、まちづくりなどの視点も含め市民楽団の公共性の対価として公共施設における利便供与の可能性を、
市民楽団側からと施設・行政側からの両面の事例から検討し、市民に理解される仕組みについて考え、
市民文化活動を中心とした地域の文化施設のあり方を探る。
●コメンテーター
竹本義明(名古屋芸術大学学長/武豊町民会館館長)
◆事例報告者
西浦稔(蒲郡市吹奏楽団初代団長)
斎藤和憲(蟹江吹奏楽団音楽監督/かにえジュニアバンド代表)
佐藤ともみ(マザーズバンドランラン団長)
加藤幸太郎(浜松市生活文化部文化政策課指導主事)
鈴木学((財)豊田市文化振興財団文化部文化事業課課長)
■コーディネーター
川本直義((株)エルイー創造研究所取締役主任研究員)
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16:00-17:00 |
特別講演 「指定管理者制度のこれから」
「事前の選定、事後の評価…その基準の明確化と透明性を担保せよ」
2期目、3期目に入っている指定管理者制度。
課題は事前の選定、事後の評価基準の曖昧さにあると草加叔也氏は指摘する。
このままでの指定管理者制度の運営では、地方の文化施設は完全に駄目になると警鐘を鳴らす。
◆講師
草加叔也(空間創造研究所代表)
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17:10-18:00 |
総括セッション・閉会式 |